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日本神話に登場する有名なエピソードに「天岩戸(あまのいわと)」があります。
私の稚拙な文章でストーリーを簡単に書きますと以下のような感じです。

分かりやすくするためにかなり端折って書きました。

「建速須佐之男命(スサノウノミコト)」の乱暴な振る舞いによって、天照大神(アマテラスオオミカミ)が天岩戸に引き籠もってしまったため、神々が住む「高天原(タカマガハマ)」や「葦原中国(現在の日本のこと)」が闇に閉ざされてしまい、様々な災いが起こってしまう。
そこで「八百万の神々(ヤオヨロズノカミガミ)」は「天の安河の川原」に集まり「八咫鏡(ヤタノカガミ)」や「八尺瓊勾玉(ヤサカニモマガタマ)」を作らせて、「天宇受賣命(アメノウズメ)」が裸で踊る。
あまりに楽しそうに八百万の神々は笑っているので、天照大神は天岩戸の戸を少しだけ開けてこんなことを言った。
「なぜ、アメノウズメは楽しそうに踊り、八百万の神は笑ってるのか?」
アメノウズメは
「あなたより尊(とおとい)い神様が現れたので、喜んでいるのです」
と言って、天照大神に鏡を差し出した。
鏡に写る自分の姿をその尊い神様だと思った天照大神は、その姿をもっとよくみようと岩戸をさらに開ける。
今がチャンスと隠れていたアメノタヂカラオは天照大神の手を取り、岩戸の外へ出した。

このお話に由来するのが宮崎県の高千穂にある「天岩戸神社」です。

「天岩戸神社」には昔は別の神社だったと言われる二つの「本宮」があります。
「西本宮」には、このお話の「天岩戸」をご神体としており「大日孁尊(オオヒルメノミコト)※天照大神の別名」を祭神として祀ってます。
「東本宮」も「天照皇大神(アマテラススメオオミカミ)※天照大神の別名」を祭神としています。

どちらの東西両本宮とも創祀時代は不明と言われているようですが、9世紀ごろには再興されたという記録もあるらしいので、つまり1100年以上前には既にあったとの事で、大変歴史のある神社なのです。

神話に登場する場所が実際にあり、その登場人物(神様)が祀られているなんてロマンを感じますね。
この周辺には他にも神話に登場する場所が残っています。

天安河原(あまのやすかわら):岩戸隠れの時に八百万の神々が集まった場所
天の浮橋(あまのうきはし):神話の国産みの場面に登場する橋
神楽尾(かぐらお):アメノウズメが神楽を舞った場所で「神楽発祥の地」
天香具山(あまのかぐやま) :神話で岩戸隠れの場面などに登場する山

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日本神話のファンにとっては一度は訪れたい場所ですが、最近は若い人の間でパワースポットとしても人気だそうです。
観光で宿泊しても神楽なんかも観る事が出来て楽しい所です。

さて、「タボルノ」では、この日本のルーツとも言える日本神話の舞台となった「天岩戸神社」を「宝くじ高額当せん祈願」の三カ所目としてチョイスしています。

 

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