宝くじの種類・歴史

宝くじ(たからくじ)は、「当せん金付証票法」に基づいて発行されているおり、正式名称を「当せん金付証票」といいます。
本来、こういった「番号つきくじ」を有償で販売して「当せん番号」を決め、「当せん金」を分配する事は、「富くじ罪」という犯罪として規定されているのですが、日本の「宝くじ」は、「当せん金付証票法」という法律によって合法的に運用されています。

逆に海外の「宝くじ」は、この法律の適用を受けないので違法となります。

昭和20年(1945年)に「宝くじ」という名称で発売された当初は、10円で1等の当せん金額が10万円というものでした。
当時の物価指数から換算すると、おおよそ200倍の貨幣価値ですから、現在の2,000万円程度だと言えます。具体的に物価を挙げますと鉛筆が1本20銭、映画の入場料が1円の頃ですから現在に比べるとなかなか高額だったようです。

さて、ご存じのように現在の宝くじは「年末ジャンボ宝くじ」で1等の当せん金が5億円、 「ロト7」で1等当せん金は史上最高の8億円に達するというとてつもない当せん金に成長しています。

宝くじの種類

2014年現在発売中の「宝くじ」は、「開封くじ」、「被封くじ(スクラッチ)」、「数字選択式宝くじ」と3つの方式があります。
ここでは、宝くじの王道「開封くじ」について、ちょっと書いてみます。

開封くじ

「サマージャンボ宝くじ」や「年末ジャンボ宝くじ」に代表される「宝くじ」です。
番号が印刷された「宝くじ」を1枚100~500円で購入し、抽せん日の当せんで番号が一致すれば100円から数億円の当せん金を受け取ることのできます。

  • 全国自治宝くじ(全国)
  • 東京都宝くじ(東京都)
  • 関東・中部・東北自治宝くじ(北海道・東北・東京都を除く関東)(三重県を含む中部地方)
  • 近畿宝くじ(三重県を除く近畿地方2府4県)
  • 西日本宝くじ(中国・四国・九州および沖縄県)

他にも「地域医療等振興自治宝くじ」というものもあります。

「宝くじ」の番号は、01組から開始される「組」と100000番から199999番までの10万通を一組とする「番号」があります。なお、この番号には、特に上限は決まっていないそうです。

もうひとつ、主に「サマージャンボ宝くじ」や「年末ジャンボ宝くじ」では「ユニット制」という特定の番号で構成される「宝くじ」を一つのユニットとして、発売可能な枚数を増加させる方式が使用されています。

さて、気になる当せん確率ですが、「ジャンボ宝くじ」の場合、1等を当てる確率は、1,000万分の1と言われています。
あまり1,000万分の1と言っても実感湧きませんよね。

  • 不幸にして、飛行機が墜落する確率は100万分の1ですので、その10倍。
    宝くじを10枚購入すると、飛行機事故で命を落とす確率と同じになります。
  • 不幸にして、交通事故で死んでしまう確率は1万分の1ですので、その1,000倍。
    宝くじを1000枚購入すると、交通事故で命を落とす確率と同じになります。

「毎年200名以上が億万長者」などと言われていますが、確率的には1,000万円以上支払っての宝くじを大量購入しても収支が取れる事はありません。(当然と言えば当然ですね)
験を担いだり、神頼みするしかないという、そんな気持ちになっていきますよね。

参考リンク:宝くじ公式サイト >>

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